2013年5月24日金曜日

第2戦会場 ワールドジャムレーシング 走行動画


モディファイツーリングの走行動画です。
ドライバーはTeam YOKOMO永島友吾選手

第2戦はハイグリップ アスファルト路面での開催です!

2013年5月22日水曜日

Round2 ワールドジャムレーシング



スピードキングツアー第2戦の会場である、ワールドジャムレーシングのツーリングクラス用コントロールタイヤが決定しましたので、発表したいと思います。

パナレーサー
http://panasonic.co.jp/ppt/rc/product/

タイヤ
PRT-40GX PRレーシング スリック 40 GX

ホイール
PRW-AH PRレーシング ディッシュ タイプA ハイトラクションスペック

インナー
PRI-ASS PRモールドインナータイプA スーパーソフトマッチド
(カラー:オレンジ・4本入)

ワールドジャムレーシングで開催される
スポットクラス(17.5Tノンブースト)も上記のタイヤにて、開催致しますので、宜しくお願いします。

エントリーは、6月14日より開始致します。

エントリー定員は、50名で締め切りとなります。

また、GT500クラスのタイヤも決定次第発表したいと思います。

2013年5月5日日曜日

Round1 RCスタジアム袖ヶ浦 レースレポート


記念すべき第一回大会の会場は千葉県袖ヶ浦市のRCスタジアム袖ヶ浦屋外トラック。アスファルト舗装で通常の路面グリップは良好だが、レース開催日は終日風に悩まされることになった。当日朝の天候は曇り。時折晴れ間が見られるものの、すでに風は強く、予報では一日吹き続けるという。この風がどこまで路面のグリップに影響するのか、また、強風への対策をどうするのか、がレースの争点にもなった。

レースはワンデイ開催となるが、前日の土曜には多くのドライバーがテストを行っている。このSpeed King Tour East 2013では、モディファイド&ストック両ツーリングクラスではパナレーサー製28GXが、GT500クラスはRUSH製タイヤの使用が義務付けられる。さらにレース日に使用可能なのは2セットのみ、新品状態と2回目以降で変化するグリップへの対応と、2セット目の投入時期に関する戦略もまたキーポイントになる。

 レースへの参加選手も華やかだ。メインイベントとなるモディファイドクラスには、1/10電動ツーリングカースーパーEXPクラスチャンピオンであり、1/12電動オンロードカー世界戦3連覇中の松倉直人をはじめ、ヤングドライバーを中心としたチームヨコモが参戦。名古屋からはTRF(タミヤレーシングファクトリー)の若手・祖父江旭生も駆け付けた。さらに今シーズンから京商・TF6SPをドライブするチームクレストの石岡勇人も参加するなど“スピード王”を決定するにふさわしい顔ぶれとなった。もちろん、強豪を迎え撃つ地元勢も仕上がりは抜群。特にここをホームコースとするチームRUSHの石川衛とプライベーターの松本恭一には期待がかかる。

 レースはGT500クラスからスタート。ヨコモ製1/12GTシリーズを使用するこのクラスにも年間チャンピオンシップがかけられている。予想どおり、強風は路面グリップのみならず操縦台上のドライバーにも影響を与えているが、各選手はそれぞれ巧みに対応し、レースは順調に進行する。まずは地元の松本・石川両者とチームとりおんの服部正が予選をリードする。

 続くストックツーリングクラスでは小倉、三溝、鶴巻の3名が僅差でトップを争う。
 モディファイドクラス予選第1ラウンド。予選は参加23名を4組に分けて行われたが、最も注目を集めたのはトップドライバーが揃う最終組だ。スタートから激しいタイム合戦が繰り広げられる中で抜群の安定感を発揮したのが石川。苦戦気味の若手ワークスドライバーを抑えて堂々のトップタイムを記録した。なお、各クラスとも予選レースを3ラウンド行い、ラウンドごとの記録順で各ドライバーにポイントを付与。3ラウンド中ベスト2ラウンドの合計ポイントで順位を決定する。

 続いて各クラスの予選第2ラウンドが開始されたが、途中で計測用コンピューターがトラブルを起こしてしまった。幸い、すでに終了しているレースのデータは保存されているものの、計測システムが復旧するまでレースは中断となった。

 コンピューターの復帰とともに予選も再開。モディファイドクラスではまたしても見事な走りを披露した石川衛がトップでゴール! これで最終ラウンドを待たずしてTQを決定した。2位以下は混戦模様となり、TRFの祖父江とチームヨコモの松倉&永島友吾、そしてGT500クラスでも好調の松本が争う展開を見せている。

 午後になっても一向に弱まる気配を見せない風は、路面グリップを安定させない。これがビジター勢には悩みの種となり、百戦錬磨のワークスドライバーをもってしても納得のいく結果が残せない。昼休みを利用しての練習時間では王者松倉も積極的にテストを実施し、打開策を見出そうと走行を重ねた。

 そして迎えたモディファイドクラスクラス予選第3ラウンド最終組。ここでは松本が快調なスタートを見せるが、各ドライバーも僅差で追走、本来のスピードを取り戻しつつある松倉がトップを奪った。ハイペースで逃げる松倉だが、難しい路面コンディションに足をすくわれたかたちでミスを犯し、みたび石川が首位に浮上した。石川はそのままゴールまで順位を維持し、堂々の全ラウンドトップゴールを成し遂げた。Speed King Tourの初代TQ獲得者となった石川だが、強豪選手を抑えてのTQには計りしれない価値がある。予選2位には祖父江が入り、永島が3位。以下、松本、松倉、佐藤信幸、石岡、苗村隆弘、山崎貴史の順で9名がAメイン入りを決定。残るひとつのAメイン枠は、B&Cメイン決勝レースで最もよい記録を出した選手の勝ち上がりとなる。

 GT500クラスは松本が予選1位で、ストッククラスは小倉崇史がTQ。サポートレースとなる13.5ターンツーリングクラスは岡本竜也が予選トップとなった。
 他クラスのAメイン決勝レースに先がけてモディファイドクラスのC&Bメインが行われ、Bメインを制した古江正人が記録でもCメインのトップゴールを上回り、Aメインへの勝ち上がりを決定。

 GT500クラス決勝レースは、ポールポジションからスタートした松本が危なげのない走りで優勝を決定。2位は服部、3位には石川が入った。17.5ターンモーターを使用するストッククラス決勝は、予選2位の鶴巻翔がTQ小倉のミスをついてトップを奪うとそのまま快走、うれしい逆転優勝を飾っている。13.5ターンクラスは岡本がポール・トゥ・ウインを達成。そしていよいよこの日最後のレースであり、かつメインイベントのモディファイドクラス決勝レースが開始される。

 世界選手権などのビッグイベント同様に、チーム&スポンサーコールとともに操縦台に上がる各ドライバー。それがレースのムードをいっそう高め、ドライバーの緊張感も増幅させる。決勝レースは5分間周回方式の一発勝負となるので、絶対にミスは許されない。だが、あろうことか、TQの石川がスタートでそのミスを犯してしまう。スタートダッシュ直後にマシンをフラつかせた石川は、1コーナー進入の時点で後続集団に完全に飲み込まれてしまった。これでトップに立ったのが永島。決勝に向けて施したマシンセットも奏功し、永島のマシンは快調な動きを見せる。

 ほんのわずかずつながら2位以下を引き離しにかかる永島。しかし、レース中盤時点で周回遅れのマシンをかわす際に縁石へとマシンをヒットさせてしまう。もちろん、後続勢がこれを見逃すはずはなく、永島は3位へと転落、レースリーダーは祖父江のものとなった。しかし、その背後には松倉がピッタリはり付き、3分すぎには祖父江のインをこじ開けるかたちで首位を奪取、決勝レースで初めてトップに立った。当然ながら祖父江と永島が激しく追走するが、マシンセットも進んだ松倉はスキを見せずにトップを死守、祖父江に約1秒を付けてゴールラインを通過した。優勝は5番グリッドスタートからの逆転を決めた松倉、2位に祖父江が入り、決勝レースでの最速ラップタイムをマークした永島が3位入賞した。

 日本国内では比較的珍しいモディファイドモーターを使用するツーリングカーイベントのSpeed King Tour East 2013。極めて高い速度域で繰り広げられるバトルには、参加選手はもちろんギャラリーの視線も釘付けになった。次回のバトルは7月14日、群馬県富岡市のワールドJAMレーシングがその舞台となる。